身近な方に赤ちゃんが生まれて自宅や病院に訪問する際、出産祝いと一緒に手土産は必要なのか悩む方もいるでしょう。
もし必要なら、ベビーグッズやスイーツ、日用品など、さまざまなもののなかからより真心が感じられる手土産を選びたいですよね。
この記事では、出産祝いに添える手土産の要否や選び方のポイント、おすすめギフトを紹介します。
出産祝いを渡すときに手土産は持っていく?
出産祝いを渡すとき、手土産は必ず必要というわけではありません。
しかし、出産祝いと合わせてちょっとした手土産を持参すれば、お祝いの気持ちをより伝えられるでしょう。
また、出産祝いは赤ちゃん用のアイテムを選び、手土産にはママさんへ向けたものを用意していくのもおすすめです。
あらかじめママさんから手ぶらで来るように言われている場合は、手土産を持っていくとかえって気を使わせてしまうため、出産祝いと手土産を兼ねても問題ありません。
出産祝いの手土産を渡す際に気を付けたいこと
ここでは、手土産を渡す際のポイントについて解説します。
渡すタイミング
出産祝いは、お七夜からお宮参りまでの生後7日〜1ヶ月の間に贈るのが一般的な目安です。
しかし、ママさんが1週間以上入院している場合もあるので、退院後2〜3週間の間がちょうど良いとされています。
ママさんが退院していて受け取れる状態か確認してから渡すようにしましょう。
また、自宅を訪問して渡すときは、出産直後は何かとバタバタしているため事前に相手のスケジュールを確認してから行くのがベターです。
なるべく少人数で訪問する
せっかくなら、知人や友人と集まって出産をお祝いしたいところですが、ママさんは育児で忙しいうえ、大人数で訪問すると気を使わせてしまう可能性があります。
もし、出産祝いや手土産を友人や会社などグループで用意した場合は、代表者2~3人程度でできるだけ少人数で渡しに行くようにしましょう。
加えて、滞在時間も30分~1時間を目安に、ママさんの負担にならないようなるべく短くすることも大切です。
ママさんの体調が悪いときは遠慮する
出産後のママさんは免疫力が落ちていることが多く、事前に約束していても急に体調を崩す場合もあります。
また、赤ちゃんの免疫は1歳を過ぎてから発達し始めるため、それまでは赤ちゃんの健康状態を心配する方もいます。
ママさんの体調があまり優れないときはもちろん、風邪などの感染症が流行っているときは、自分がかかっていなくても約束を延期するなど配慮しましょう。
状況に合わせて、出産祝いや手土産を直接手渡しではなく宅配などで贈るのも方法の一つです。
手洗い消毒などを徹底する
ママさんや赤ちゃんに会う際に手洗い消毒するのは言うまでもありませんが、特に気を付けたいのは赤ちゃんと触れ合うときです。
赤ちゃんは何でも口に入れてしまうため、大人が触ったおもちゃを舐めたり、手を触った後に指しゃぶりをしてしまったりする可能性があります。
会う直前や赤ちゃんに触れる前には手洗い消毒を徹底するようにしましょう。
除菌できるアルコールフリーのシートやスプレーを持ち歩いていれば、いつでもすぐに消毒できて便利です。
TPOを考慮する
出産祝いの手土産を直接渡す際は、服装や身に付けているものにも配慮しましょう。
特に、香水などのにおいが強いものは控えるのが無難です。
赤ちゃんは嗅覚が敏感なためにおいをきつく感じてしまうほか、触れ合ったときにママさんと違うにおいだと気付いて不安にさせてしまうこともあります。
ほかにも、赤ちゃんのことを考えて金属や大きめのアクセサリーは外したり、ネイルをしていて爪が伸びている方は赤ちゃんに触れるのを控えるなど、TPOを考慮して手土産を渡しに行くようにしましょう。
出産祝いの手土産を選ぶ際のポイント
実際に出産祝いの手土産を渡したくても、数多くあるなかからどこに注目して選んだら良いのでしょうか。
ここでは、出産祝いの手土産を選ぶ際のポイントについて、詳しく解説します。
手土産の相場の範囲内にする
出産祝いを選ぶ際と同様に、手土産も高価すぎないものを選ぶようにしましょう。
出産祝いのみの相場としては、友人は3,000円から10,000円、上司や目上の方は5,000円から10,000円、家族や親族などの場合は最大100,000円程度が一般的です。
手土産を別で用意するときは、数千円程度を目安に選ぶと良いでしょう。
出産祝いだけでも多少気を使う方が多いうえ、さらに高価な手土産まで添えてしまうと受け取りにくくなってしまいます。
手土産は、本来訪問することに対する感謝として渡すものなので、出産祝いの相場を大きく超えないように選ぶことが大切です。
出産祝いは、無事に赤ちゃんが産まれたときに贈ります。
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体に優しいものを選ぶ
ママさんのなかには、母乳への影響も考えてノンカフェインのコーヒーや紅茶などに加え、甘いお菓子や脂質を控える方も多いです。
手土産に食べ物や飲み物などを選ぶときは、甘すぎるものや脂っこいもの、乳製品などは避け、フルーツのゼリーやジュースなど体に優しいものを選ぶようにしましょう。
しかし、体に優しいと思って選んでもママさんや家族がアレルギーを持っている場合もあるので、手土産に食べ物を持っていく際は事前に確認しておきましょう。
出産祝いの手土産におすすめの商品5選
ここからは、出産祝いの手土産におすすめしたい商品を紹介します。
出産祝いとしても人気のギフトセットも紹介するので、手土産だけでなく出産祝いの贈り物に悩んでいる方も参考にしてみてください。
ママさんの体調に気を使った食べ物
出産祝いの手土産を選ぶポイントを踏まえて、ママさんの体調に気を使った体に優しい食べ物を贈ってみてはいかがでしょうか。
例えば、ナッツやドライフルーツ、包丁を使わず食べられる果物など、手軽でありながら食物繊維やビタミンといったあらゆる栄養を摂取しやすいものが人気です。
ほかにも、手軽さや栄養の豊富さに加え、普段のママさんパパさんの食事に加えたり、離乳食に使うことで赤ちゃんの味覚を育てることができる出汁もおすすめです。
特に、かつお節や昆布、椎茸など数種類の素材が入った出汁であれば、それぞれ違う栄養を効率的に摂ることができ、赤ちゃんの成長をサポートするのはもちろん、出産後に食欲がないママさんでも口にしやすいでしょう。
また、微粉末のものなら最後にサッと振りかけて調整したり、ドレッシングやご飯と混ぜたりとアレンジが可能なほか、パックになったものは出汁を取った後も中身を材料として使うことができます。
出汁は幅広く活用できるうえ比較的賞味期限が長いので、出産祝いの手土産として渡せば重宝されるでしょう。
ノンカフェインのドリンク
ノンカフェインのドリンクは、授乳中でも飲むことができるほか、睡眠にも影響が少ないため、夜中の授乳などで目が覚めてしまったときにもおすすめです。
ノンカフェインのドリンクには、次のようなものがあります。
黒豆茶には血流アップの効果から冷え性が改善されたり、どくだみ茶は血液をサラサラにしたり、カモミールティーは緊張を解く静穏作用があったりと、種類によって効果はさまざまです。
出産祝いの手土産として渡す場合は、相手の好みに合わせて選んだり、普段は飲むことがなさそうなものをいくつか贈ったりしてみるのも良いでしょう。
リラックスできるアイテム
毎日育児や家事に追われて疲れがたまっているママさんへ、リラックス効果のあるアイテムを贈ってみてはいかがでしょうか。
例えば、ひのきの香りは人を癒す力があるほか、赤ちゃんの嗅覚をほど良く刺激して脳の発達を促す効果もあります。
ひのきの香り玉やサシェを置いたり、アロマピローを枕カバーに入れたりすれば、心地良いにおいに包まれてリラックスできるのはもちろん、なかなか寝付けない赤ちゃんの睡眠もサポートしてくれるでしょう。
また、ひのきには癒す力のほかに抗菌効果や消臭効果もあります。
赤ちゃんは何でも口に入れたり舐めたりするため、ひのきエキスが配合されたミストを気になるところに吹きかけておけば清潔に保てるほか、よだれなどによるにおいも抑えられるでしょう。
いくつあっても重宝するタオルセット
タオルは、赤ちゃんの汗やよだれを拭いたり、おくるみや敷物として使ったりなど、何かと使う場面が多いです。
外出先にも持ち歩くことが多く、できるだけ洗い替えが必要なため、タオルはいくつあっても重宝するアイテムの一つでしょう。
出産祝いの手土産にタオルを渡したいと考えている方は、素材に加えて機能性にも注目して選んでみてください。
例えば、1枚でタオルとスタイ2つの使い方が可能という商品もあります。
タオルの角2ヶ所にスナップボタンが備わっていることで首を囲うように着けられ、公園や散歩に行って休憩がてらおやつを食べたり、ついでに昼食をとったりと外出先での急な食事にも活躍します。
また、出産祝いと合わせて贈りたいときには、おもちゃとセットになったフード付きバスタオルを選んでみてはいかがでしょうか。
フードが付いていることで、お風呂上がりの赤ちゃんを頭から包み湯冷めを防ぎやすいほか、肌寒いときに羽織ったり、おくるみとして活用したりと幅広く活躍します。
さらに、フード部分にうさぎやくまの耳、リボンなどが付いていれば、使うたびに赤ちゃんがかわいい姿に変身して写真映えも楽しめるでしょう。
実用的なバスグッズ
バスグッズは、生後1ヶ月頃で沐浴が終わるとすぐに必要になることから、出産祝いや手土産として人気があります。
なかでも、シャンプーやボディソープは消耗品のためいくつあっても困らないほか、いつも同じものを使っているから違うものをもらうとうれしいという声も多いです。
乾燥しやすくデリケートな赤ちゃんの肌には、刺激が少ない弱酸性かつ肌に潤いを残しながら洗い上げる天然由来成分が配合されたものがおすすめです。
なかには、赤ちゃんの肌と同じ弱酸性で、天然由来成分を99%以上配合しているヘア&ボディシャンプーもあります。
ワンプッシュで泡が出てくるポンプ式を選べば、赤ちゃんから目を離せない入浴中でも泡立てる必要がなく、手早く洗うことができるでしょう。
また、手土産と出産祝いを兼ねて考えている方にはハンドソープ・ハンドクリーム・オーガニックミスト・赤ちゃんの成長に合った歯ブラシなど、使う機会が多い実用的なアイテムが詰まったギフトもおすすめです。
特に、赤ちゃんの歯は生えるスピードが速いため、成長に合わせた歯ブラシがそろっていれば、すぐに歯の状態に合ったものを使うことができます。
消耗が早くいつでも必要な日用品は重宝されるので、出産祝いや手土産にはもちろん、ちょっとしたお返しや、誕生日の贈り物にも適しているでしょう。
出産祝いに気の利く手土産をそえてみよう!
出産祝いの手土産は必ず必要というわけではなく、相手の状況に応じて準備することが大切です。
手土産を添える場合は、ママさんや赤ちゃんの体に優しいものや実用的なものなど、気の利いた手土産を贈ることでお祝いの気持ちがより伝わるでしょう。
今回紹介したおすすめのギフトも参考に、優しい心遣いが感じられる手土産を選んでみてください。