積み木は昔からあるおもちゃの一つですが、現在はその知育効果なども注目されており、子どものファーストトイとして選ぶ方も増えています。
丈夫で永い間使え、遊び方もさまざまであることも人気の理由の一つです。
この記事では、積み木の遊び方や知育効果について紹介します。
積み木は遊び方いろいろ!
積み木は、積み上げたり並べたり、崩したりして思うがままの形に近づけていくおもちゃです。
しかし、「積む」「並べる」といった動作は積み木の遊び方の一つでしかありません。
例えば積み木のなかには音が鳴り、ラトルの代わりとして使えるブロックや、ドミノになる形状をしたブロック、パズルのように遊べる積み木も販売されています。
また、積み木にはさまざまな形がありますが、そのブロックを人形遊びと組み合わせおままごとの小道具として使うなど、遊び方は無限に広がります。
赤ちゃんのときは積んだり崩したりといった遊び方はできないものの、ただ掴んで振っているだけでも指先のトレーニングになり、ママさんやパパさんが積んでいく姿を見るだけでも脳への刺激になります。
成長していけば積み木を積んだり並べたりすることができるようになり、基本的な遊び方から、大人も考え付かないような遊び方まで、さまざまな方法で遊ぶようになります。
積み木は、このように永い期間お子さんの遊び相手になってくれますが、実は同時に成長を促すアイテムとしても役に立ってくれています。
積み木にはどんな知育効果がある?
子どもが成長していくなかで、特に知能などに関わる能力の成長を促す効果のことを知育効果と言います。
積み木はさまざまな知育効果が期待できることでも知られており、小さい頃からおもちゃとしてプレゼントするママさんやパパさんもたくさんいます。
では、具体的にどのような知育効果があるのか、細かく見てみましょう。
創造力や想像力が養われる
積み木は基本的な遊び方として、ブロックを積み上げたり並べたりして遊びます。
このとき家や塔、ロボットなどさまざまな形を作るようになりますが、その積み方やできあがる形は子どもによって違います。
自分の頭の中で完成した形をイメージして、その形になるように積み方や置くブロックを工夫することで想像力が養われます。
また、積み木を使った基本的な遊び方だけではなく、大人が考えないような遊び方をすることは、創造力を育むことにもつながります。
手先の器用さやバランス感覚が身につく
積み木を積み上げるためには、ブロックに指で触れ、手で握る必要があります。
また、高く積み上げるほど崩れやすいため、バランスに注意してブロックを置かなければいけません。
積み木で遊んでいると最初はうまくいかないことが多いです。積み上げている途中でバランスを崩して崩れてしまったり、うまく置けなくて思う形にならなかったりします。
失敗から学んで次はうまくやれるよう調整することで、ブロックを慎重に置く手先の器用さやバランス感覚が身に付いていきます。
集中力がつく
積み木を崩さないように手先をうまく操り、バランスを気にしながら積み上げていくには集中力も必要になります。
集中してないときは雑な置き方になることも多いので、ついつい崩してしまうことがありますが、うまく積み上げようと熱中しているときは集中力が高まり、思うままの形を作ることができます。
積み木で遊び、作りたい形にできるようになるほど、集中力が身に付いたということになるのです。
協調性や連帯性を学べる
ある程度の年齢までくると、積み木を使って友だちと遊ぶようになります。
また、ママさんやパパさん、兄弟と一緒に積み木で遊ぶこともあるでしょう。
一緒に遊ぶ人のことも考えたり、一緒に1つのものを作ったりといった協調性や連帯性を自然と学ぶことができるのも積み木の特徴です。
もし友だちなどと積み木で遊ぶことがあれば、そういった知育効果も期待できるかもしれないと考えても良いかもしれません。
さまざまな知育効果が得られるおすすめの積み木
積み木はどのようなものを買っても知育効果が期待できますが、できればより効果が高いものを選びたいという方もいることでしょう。
そこで、ここからはさまざまな知育効果が得られるおすすめの積み木を6つ紹介します。
得られる効果なども合わせて紹介するので、選ぶ際の参考にしてみてください。
育脳タワー(Ed.Inter)
育脳タワーは、4本の支柱の間に積み木がぴったりとおさまるように積み上げていくおもちゃです。
一つひとつの積み木が複雑な形をしており、ただ単に支柱の間に入れていくだけではうまく積み上げることができません。
どの積み木を入れればうまく組み上がるか、考える力を育むパズルのような積み木です。
積み木の積み上げ方は74種類もあり、ブロックの積み上げ順序やブロックの向きのヒントがテキストブックに載っています。
友達や兄弟、親子で一緒に考えられるので、コミュニケーション能力なども養うことができます。
脳活(のうかつ)キューブ(Ed.Inter)
脳活キューブは、立方体のブロック一つひとつにさまざまな絵柄が描かれています。これを組み合わせることで、平面だけでなく立体の絵を作ることができます。
平面作例が140種類、立体作例が10種類収録されたテキストブックを参考に模様を完成させるだけでなく、自由な発想で作ることができることから想像力も鍛えられるアイテムです。
賢人パズル(Ed.Inter)
賢人パズルは、カラフルな7つのブロックで木製プレートの上に立方体を組み立てるおもちゃです。
複雑な形をしたブロック同士をうまく組み合わせなければいけないので、思考力だけでなく集中力、チャレンジ精神なども育まれます。
組み合わせ方は56通りもあり、大人も頭を抱えるほどの難易度であるため、ママさんパパさんも一緒に考えてみてはいかがでしょうか。
森のリングタワー(Ed.Inter)
森のリングタワーは赤や青、黄のカラフルなリング状のブロックが積み上げられた積み木です。
台座には支柱が3本立っていて、そこにブロックを通すのですが、ただ単に積むだけでなく、互い違いに積み上げたり、支柱に通さないブロックを挟んだりと自由な発想力で遊ぶことができます。
また、台座を使わずに遊ぶこともできるので、幅広い想像力やそれを実現する手先の器用さなどが育まれます。
ドキドキドミノ(Ed.Inter)
ドキドキドミノは通常のブロックだけでなく、ドミノにできる薄い板状のブロックがいくつもセットになったアイテムです。
階段やトンネル、ベルなどのブロックを積んでドミノを置く道を作り、そこに倒さないように慎重にドミノを置いていくので、集中力や手や指の器用さが鍛えられます。
また、コースを自由に作れるので想像力も育まれます。
レインボーアーチ(Grimm’s)
レインボーアーチはカラフルに彩られた大きさの違うアーチ状のブロックが重なった積み木です。
シンプルなデザインで重ね方は自由なので、トンネルにしたり、積み上げたりと自由な発想で遊べます。
そのため発想力が育まれるのはもちろんのこと、図形の成り立ちなどが身に付くアイテムでもあります。
積み木は遊び方たくさんの知育おもちゃ
積み木の遊び方はさまざまで、子どもを飽きさせません。
永く子どもの成長に寄り添うアイテムでもあり、知育効果が期待できるというのはママさんやパパさんにとっても心強いおもちゃになります。
また、ママさんやパパさんも一緒に遊んであげることで、積み木の楽しさを知り、協調性も育まれます。
今回紹介したアイテムを参考に、お子さんの知能を高める積み木をプレゼントしてみてはいかがでしょうか。