人生のなかでも大きなイベントの一つに出産があります。
出産をすると多くの方からお祝いされ、出産祝いを受け取ることがあります。
では出産祝いをもらった際には、どのようなお礼をするのが良いのでしょうか?
この記事では、出産祝いのお礼の方法について解説します。
出産祝いをもらったときのお礼のマナーは?
出産祝いのお礼をする際には、次のような点に注意しなければなりません。
方法
出産祝いのお礼の方法としては、内祝いを渡したりお礼状を書いて送ることが多いです。
内祝いは必ず渡さなければいけないというものではありませんが、もし内祝いを用意する際には、出産祝いとしていただいた金額の概ね3割から半額くらいのものを選ぶのが良いとされています。
時期
先述した通り内祝いは必ず渡さなければいけないというものではありませんが、もし内祝いを用意する際には、赤ちゃんが誕生した生後1ヶ月の頃に贈るのが一般的です。
地域によって異なりますが、イメージとしてはお宮参りの頃が目安となっています。
また、感謝を伝えるお礼状やメールは早急に送ることが大切であり、3日以内に送るのが一般的です。
出産祝いのお礼はメールでも問題ない?
かつては出産祝いのお礼を封書で行っていた方が多いようですが、封書やはがきどちらでも基本的に問題ありません。
また、近年ではメールなどのやり取りでもお礼をするのが一般的になっています。
感謝の気持ちを相手に伝えたいという場合は、封書でもメールでも問題ないのでお礼を出すといいでしょう。
出産祝いのお礼メールの基本的な書き方
出産祝いのお礼メールの書き方の、基本的な構成を紹介します。
時候の挨拶
通常の手紙などと同様に、まずは頭語や春夏秋冬それぞれの季節の時候の挨拶から始めます。
なお、カジュアルな文面では頭語や時候の挨拶は使用しないという方法もあります。
相手を気遣う言葉
次に相手の健康や安否などを気遣う言葉を述べてください。
よく使われる言い回しとして、以下のパターンがあります。
出産祝いへのお礼や感想
お祝いをいただいて嬉しいという気持ちを述べましょう。
もらったプレゼントの使用感などを添えると、より相手にお礼の気持ちが伝わります。
子どもの性別・名前・読み方
文中はある程度自由に近況などを書いていきますが、赤ちゃんの性別や名前、読み方を記載するよう心掛けてください。
難しい漢字やあまり見慣れない組み合わせの漢字を用いた名前の場合、読み方が分からず間違った読み方で名前を覚えられてしまう恐れもあります。
単に名前を記載するだけでなく読み方や性別まで把握できる文面にすると、より相手にとって親切です。
今後の支援などをお願いする言葉
お祝いをいただけるのは、特に親しい関係である間柄が大半です。
これからも変わらずお付き合いしてもらえるようお願いする内容を、文面に盛り込むようにしてください。
出産祝いのお礼メールの例文を紹介
出産祝いのお礼メールは、相手との関係性によって内容や書き方を変化させることが大切です。
お礼メールの例文を紹介していきますが、あくまでも例文なため、自分なりにアレンジしてより相手に感謝が伝わるようにしましょう。
家族
家族の場合はカジュアルな文面でも問題ありません。
ただし、最低限赤ちゃんの名前などの情報は盛り込んでください。
例文
○年○月○日に生まれた○○(赤ちゃんの名前)です!
体重○○○○g、身長○○cmの男の子でした。
もらった□□を大事に使っていきます。
これからもよろしくお願いします!
友人
友人に贈る場合は、かしこまったメールでは相手が気を使ってしまうことがあるため注意が必要です。
しかしあまりに砕けすぎるのも問題であるため、普段のメールより若干フォーマル寄りとするのがおすすめです。
例文
この度は、とてもおしゃれなお祝いの品をありがとう。
早速、我が家で大活躍しています。
近くまで来たときには、ぜひ○○(赤ちゃんの名前)の顔を見に来てください。
ささやかですが内祝いを贈ったので、良かったら使ってね。
これからも親子3人、どうぞよろしくお願いします。
上司
上司に対しては、最低限のビジネスマナーを守って、あくまでもビジネス上での関係を意識してメールを送りましょう。
また、お祝いをもらったから返すという印象を与えないように、内祝いやお返しといった言葉を使用しないようにしてください。
例文
この度は、とても可愛いベビー服をいただきまして、ありがとうございました。
お心遣いに、主人共々大変感激しております。
早速○○(赤ちゃんの名前)に着せていますが、○○もとても喜んでいます。
落ち着きましたら、娘を連れて顔を見せに行きたいと思います。
これからも、変わらぬご指導のほどよろしくお願いします。
略儀ではございますが、まずはメールにて。
出産祝いのお礼のメールで感謝の気持ちを伝えよう
出産祝いのお礼は昔と違い、改まった形でなくメールでも問題ない風潮が広まっています。
メールであっても、いかに相手に感謝の気持ちを伝えることができるかが重要です。
今回紹介した内容を加味して、お礼メールを送ってみてください。