赤ちゃんの成長に寄り添ってくれる絵本は、出産祝いでも人気のアイテムです。
一口に絵本と言っても、赤ちゃんが夢中になって手放さない布製の絵本や、ママさんやパパさんも楽しめる仕掛け絵本など種類がたくさんあります。
そこで、赤ちゃんはもちろん、ママさんやパパさんも喜んでくれる絵本の選び方のコツを紹介します。
出産祝いには赤ちゃんの知性を育む絵本が人気
絵本には、ページをめくりながら絵を見て五感を養い、少し成長したら寝る前の読み聞かせで言葉や数字を覚えるという楽しさがあります。
小学生や中学生になっても、小さい頃手に取っていたお気に入りの本を開くと、忘れかけていた思い出がよみがえるという不思議な力を持っているのが絵本の魅力です。
いつまでも手元に残る絵本は、子どもの成長に寄り添ってくれるため、ママさんやパパさんにとっても嬉しいギフトと言えるでしょう。
何かと忙しい出産後のママさんやパパさんには、絵本を選んで購入する機会が激減するため、絵本は出産祝いに喜ばれる傾向にあるようです。
できることなら、対象年齢が同じ絵本を選ぶのではなく、少しずつ年齢をずらして2～3冊組み合わせて贈ると永く愛用してもらえます。
出産祝いの絵本にはどんな種類がある？
出産祝いに喜ばれるギフトの一つが絵本ですが、絵本と言っても様々な種類があります。
赤ちゃんがどんなことに興味を持つのか、しっかり見極めて絵本を選ぶことが大切です。
布製絵本
まだ文字を読むことのできない赤ちゃんにおすすめなのが、布製絵本です。
布製絵本の魅力は、目で見て、触って、音を聞いて五感を刺激するところです。
柔らかな布でできているため、好奇心旺盛な赤ちゃんが口に入れても心配いりません。
さらに紙の絵本に比べ、布製の絵本は破れにくく壊れにくいです。
持ち運びに便利なコンパクトタイプの布製絵本もあるため、赤ちゃんを連れての外出に重宝されることでしょう。
仕掛け絵本
絵本のページをめくるたびに、登場人物や建物、動物たちが飛び出してくる仕掛け絵本は、楽しい仕掛けが飛び出すごとに赤ちゃんを夢中にさせます。
仕掛け絵本は、指先を使うことから脳にも良い刺激を与えてくれるため、子どもの知能を高めることを目的とした知育絵本に多いようです。
ページをめくるたびに手触りが変化する仕掛け絵本は、赤ちゃんが様々な素材に触れ、擬音語・擬態語（オノマトペ）によって、脳に刺激を与えます。
リズミカルで赤ちゃんが認識しやすいオノマトペは、言葉を覚えるきっかけになるため、出産祝いのギフトとして喜ばれるようです。
おもちゃとセットになった絵本
ママさんパパさんと赤ちゃんが絵本の世界で一緒に遊べる楽しいアイテムが、おもちゃとセットになっている絵本です。
おもちゃだけでも楽しく遊べますが、絵本のストーリーに沿っておもちゃで遊ぶと、まるで物語のなかに入り込んだような気分を楽しめます。
例えば、子どもに人気のおままごと遊びと絵本が一緒になったセットは、絵本に沿って友達のためにおにぎりを作ることで、思いやりの気持ちや食材の色や形の認識を育みながら、ママさんパパさんと一緒に遊べるスタイルになっています。
また、おもちゃは手洗いできるため、清潔な状態で遊ぶことが可能です。
ボードブック
小さなお子さんは、絵本のストーリーよりも絵本自体に興味が行き、読み聞かせをしても全然聞こうとせず絵本を破こうとすることがあります。
そんな時期は、ボードブックと呼ばれるページが分厚い絵本がおすすめです。
安全なコーティングが施されているボードブックは、破られることもなければ、赤ちゃんが舐めたりしてもすぐに拭き取れます。
素材が丈夫で持ち運ぶときもページが折れ曲がることがないため、保管しやすいという特徴があります。
名入れ絵本
物語に登場する赤ちゃんの名前をオーダーできる絵本が注目されています。
自分の赤ちゃんが物語の主人公になっている、世界に一つだけの絵本を出産祝いにプレゼントすれば、一生の思い出に残るためママさんやパパさんも喜んでくれることでしょう。
オリジナルの絵本をプレゼントするには、特別難しい作業はなく、インターネットでオーダーすることが可能です。
将来赤ちゃんが大きくなったとき、愛着のある1冊になることでしょう。
出産祝いに贈る絵本の選び方のコツ
出産祝いに絵本を贈りたい場合、絵本の種類が想像以上に多いことに驚かれる方もいるかもしれません。
あまりの多さに悩んでしまうこともありますが、選び方のポイントを抑えることで、ママさんやパパさんそして赤ちゃんが喜んでくれる絵本を選べるはずです。
絵本選びのコツをつかんで、記念になるような1冊を見つけましょう。
素材
赤ちゃんの月齢によって、おすすめの絵本の素材も異なります。
月齢の低い赤ちゃんには布製の絵本、1歳前後の赤ちゃんには仕掛け絵本をプレゼントすると喜ばれます。
例えば、何でも口に入れたり、投げたり、なめたりすることの多い時期でも、布製の絵本なら壊れる心配がないため安心して遊ばせることが可能です。
内容
絵本を選ぶときには、年齢に合ったテーマの絵本を選ぶことが大切です。
絵本は小さな頃から何度も手に取り読み返すため、大人になっても内容を覚えているという方も多いはずです。
絵本と言ってもカラフルでイラストのきれいなものから、ドキッとするような内容のものまで様々な種類があります。
子ども用の絵本の場合、0歳以上、3～5歳など対象年齢が設定されていることが多いため、その年齢を参考にすることをおすすめします。
好みが分からないときは、仕掛け絵本や笑いが出るような楽しい内容の絵本を選んでみてください。
安全性
力のコントロールができない赤ちゃんは、手に持っている絵本を何かの拍子で落としてしまったり、顔や体に本の角をぶつけてしまうことがあります。
赤ちゃんがけがをしないためにも、本の角がとがっていないものや角を丸くしてある絵本など、安全性に配慮した絵本もおすすめです。
また、赤ちゃんはなんでも口に入れてしまうため、口に入れても安全な素材かどうかもしっかりチェックしておきたいポイントです。
ママさんパパさんの趣味
絵本選びに悩んだら、ママさんパパさんの趣味に合わせてみるのも良いでしょう。
例えば、ママさんパパさんが好きなキャラクターなどが登場する絵本や、普段集めている絵本シリーズをリサーチするのもおすすめです。
すでに持っていないか
絵本を出産祝いに贈る方が多いため、赤ちゃんに兄弟姉妹がいる場合は、プレゼントしようと考えている絵本をすでに持っているということが考えられます。
すでに持っている本をもらっても喜びが半減してしまうことがあるため、できることなら事前にチェックしておくことをおすすめします。
出産祝いに絵本を贈ってみては？
赤ちゃんとママさんやパパさんに笑顔になってもらえるような出産祝いを探しているなら、成長に寄り添ってくれる絵本がおすすめです。
生まれてすぐの出産祝いに絵本は早いのではと思われるかもしれませんが、本を読んでもらう楽しみが、自分で読む楽しみに変化するのが絵本の魅力と言えます。
出産祝いに悩んだら、家族の記念になるような素敵な絵本を選んでみてはいかがでしょうか。